盛土条例奮闘記 | 静岡市の許認可なら久保山行政書士事務所 | ブログ

皆さん、こんにちは。
行政書士の久保山です。久々の投稿です。
今回は、皆さんの参考になるかもしれません。盛土申請の記録を書きたいと思います。
A社から依頼をいただき早速、申請に取り掛かりました。
始めは地歴調査と諸資料の収集ですらすらと特段普段と変わりなく進みました。また、図面類はお客様に依頼して、ご依頼を受けてからひと月余りで完成、提出の運びとなりました。

ところがこれからが長かった。住民説明会が未了で、一か月、提出に待ったがかかりました。
ようやく提出したら、図面の不備を指摘され、途方にくれました。県の職員からは「あなたは環境の事はよくわかっているかも知れないが、土木の事は素人だからと無理でしょう。」
などと言われましたが、この一言が闘争心に火をつけました。
じゃ、しょうがないからCADでも習ってみようかと、ユーチューブを見たらJW-CADの講座があったので、早速視聴４月と５月の連休で集中的に勉強、何とか図形を書いたり、文字や色を入れたりができるようになりました。

また、沈砂池（初めの頃は砂沈池と間違えていました。）がいるという事でした。言葉は聞いた事があったんですが、浄水場で使われている位で知識としてはゼロにちかかったです。しかし、今は便利な時代です。Netで調べてとかクリアできました。

その他、マニングの式などという式の存在も知りました。土木関係の方なら基礎知識として知っていなければならない式の様ですが、土木素人の私にとっては初見参の式でした。しかし、式を見ると中学、高校の数学で対応可能な式なので意味さえ理解できれば、後は計算するだけです。此方も何とかクリア出来ました。

流速、流量等の計算、沈砂池の容量の計算、今回は出て来ませんでしたが調整池のことなど初めての 経験が多かったです。しかし、大学の数学を使うような事はなく、高校数学で何とかなる範囲でしたので思ったより早く出来ました。 　後から分かった事ですが、これらの知識は土地の造成に広く求められる事で、産業廃棄物の最終処分場の造成等でも必要になるようです。 　とにかく、今回の仕事は自分の力量の範囲を拡げる意味で大きな意味をもっていました。このような機会を与えてくれたお客様、県の職員の方に心より感謝致します。ありがとうございました。 　ＣＡＤ、宅地造成に関することは土壌汚染対策法の地歴調査の仕事に大変に役立っています。 また、農地法の許可申請も経験できました。これも大きな収穫でした。 　このような機会を与えてくださったＡ社に改めてお礼致します。