土壌汚染対策法と病院（有害物質から見た。） | 静岡市の許認可なら久保山行政書士事務所 | ブログ

みなさん、こんにちは。

 

静岡市の行政書士の久保山です。

 

ここのところ、大雨が降るなど梅雨空が続いていましたが

 

昨日今日と晴れ間が続き暑くなっています。

 

今日は病院と土壌汚染対策法との関わりです。

 

病院は意外と土壌汚染対策法の対象物質が多いのです。

 

どんな対象物質があるかみていきましょう。

 

まず、真っ先に浮かぶのは水銀でしょう。今はあまり見かけなくなりましたが体温計といえ

 

ば、水銀体温計でした。また、血圧計も水銀を使っていました。

 

体温計や血圧計は破損すると水銀が流出します。昔はこれらをそのまま地中に埋めてしま

 

うことも多かったようです。

 

また、昔、赤チンと言って消毒に使われていた消毒液もマーキュロクロム液と言って水銀

 

が使用されていました。

 

そのほかにはどんな有害物質が使われていたんでしょうか。

レントゲン（X線）写真の現像にほう素やふっ素の含まれている現像液が使われていた時代

 

がありました。この現像液も産業廃棄物処理業者に出していればいのですが、不適切な

 

処分をしていた場合もあった様です。

 

ジクロロメタンは麻酔剤に使われています。

 

六価クロムは細菌や細胞の染色や培養などに使われることがあります。

 

カドミウムは臨床検査で使われます。

 

シアンは血液検査で使われたりします。

 

ざっと見てきただけでこれだけの物質が土壌汚染調査の対象物質になる可能性があり

 

ます。また、一定規模の焼却炉を使用していた場合にはダイオキシン類が対象物質となる

 

可能性もあります。

このように病院も意外だとお思いでしょうが土壌汚染対策法の適用がある施設です。

 

今回はこれくらいにしておきます。