水銀について（公害病として） | 静岡市の許認可なら久保山行政書士事務所 | ブログ

みなさん、こんにちは。

静岡市の行政書士の久保山です。

今日は水銀についてお話してみようと思います。

年配の方ならだれでも水俣病という言葉は聞いたことがあると思います。

現在の環境に関する法律群を生み出す一因になった水銀中毒です。

チッソ水俣工場の排水中に含まれる無機水銀が海に放出され、生物に取り込まれる過程で

有機水銀に変わり、魚や貝に濃縮、蓄積されて、それらを食べた猫や人間の中枢神経がおか

されるという公害病です。はじめは原因がわからず、水俣地方の風土病かとも思われていた

そうです。

しかし、魚をよく食べる漁師や猫などに異変が起こることが多く、チッソ水俣工場の水銀

を含んだ排水が原因ではないかと疑う向きもあったようですが、当時は無機水銀が有機水銀

に変わることも分かっておらうず、原因不明の病気だったようです。チッソに勤めていた

医師が猫をつかった実験でどうやら水銀が原因だということにたどり着いたようですが、

そこから認められるまで結構時間がかかったようです。

とにかく、大変なことでして、新潟県の阿賀野川流域の第二水俣病の原因物質ともなりま

した。

これら水俣病や神通川流域のイタイイタイ病、四日市ぜんそくなど、公害による被害

が問題となり水質汚濁防止法や大気汚染防止法などの環境法令が制定されるようにな

りました。

ところで、

水銀で思い出されるのは、今から40年ほど前、環境関連の仕事をはじめようと水銀

の処分についていろいろと調べ水銀含有廃棄物（当時は乾電池や蛍光灯に水銀が少量ですが、

では、今日はここまでです。